ドイツのマイスターさんに教わったこと

「塗料とは何か?」を教えていただきました。

そもそも塗料とは、
顔料、接着剤、溶剤、なのです。

その昔、ドイツではビールを原料に塗料を調合していたそうです。

ビール + 岩を粉砕した粉 = 塗料

ビールの糖分が接着剤の役目をして、
色のついた粉を定着させます。
日本のビールを使って実演してくれました。一番搾り。笑

さらに人が洞穴に住んでた時代までさかのぼれば、
血液や卵が接着剤でした。

顔料 + 血液

顔料 + たまご

これに加えて、塗りやすいように水で伸ばしていました。
これが「溶剤」ですね。

「顔料」の岩は、ずっと紫外線にさらされてきたものですから、
塗料になって太陽光にさらされても色落ちすることはありません。

化学的に合成された顔料は、
紫外線に弱く色がさめやすいのですが、
天然の顔料なら心配いりません。

このメーカーさんが、
天然の顔料にこだわる理由が
心にしみました。

塗料の工場内なのに、毎年ツバメが子育てしに帰ってくる。
塗料を製造する人も安全なくらいだから、使う人も安心。
廃棄しても土に帰るだけだし、
いいことづくし。

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この記事を書いた人

kobaのアバター koba 一級建築士

北九州の建築士 koba(こば)●一級建築士 ●住宅ローンアドバイザー ●既存住宅状況調査技術者 ●福祉住環境コーディネーター│株式会社ハウステップ役員│福岡県北九州市在住 長崎県佐世保市出身

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