172 『どこまでやります?』

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■○■「住まいの仕立て屋さん」

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2008年4月1日 第172号
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■ はじめての方へ ■

ようこそいらっしゃいました!
このメールマガジンは住まいの専門家koba が、
サラッと読めて役に立つ?!情報と
元気が出る”ひとこと”をお届けしています。

■■ ごあいさつ ■■

お元気でしたか。kobaです。

新年度、4月がやってまいりました。
早く新学期にならないかなー
なんて待ち焦がれているお母さん、
もうちょっとの辛抱ですからね。笑

それでは今週も元気にいってみましょー。(^o^)/

■■ 家づくりのホンネとコツ
■■ 『どこまでやります?』

技術が進んで、いろんなことができるようになり
かえって困った状況が生まれているような気がします。

さまざまな研究が進んだおかげで、徹底した殺菌を行える機器や技術が開発され、
機械的に環境をコントロールできるようになってきました。
精密機器を生産する現場ではクリーンルームという雑菌のない設備が必要ですが、
住まいまでクリーンルームになってしまってもいいのでしょうか?

水の中に含まれる菌を徹底的に排除する。
空気中の雑菌も取り除く。
一年中温度も変化しない。
体に抵抗するものはなくしてしまう。
無菌室に住み、すべてのことが自動的に完了する。

人間の体って、必要のないものは退化するようになってると思うので
あまりにも雑菌のない空間で暮らしていると
雑菌に対する抵抗力が衰えて、かえって不健康な体になってしまうと思うんです。

話はズレルかもしれませんが、こんなことがあります。

高齢だからといって、本人ががんばれば出来ることを何から何までしてあげて
体を動かさないようにしてしまうと、どんどん衰えて、体力は落ち、本当の寝た
きりになってしまう。

逆に、がんばって本人の自立を応援することで、以前より体力や機能が回復しす
ることもあります。

住まいも人の機能をどこまで補助するべきか、
生きるのに必要な機能が退化しないよう、
命の強さを奪わない手助けでとどめなくちゃいけないと思うんですよね。

もちろん必要なときには簡単に対応出来るようにして。。。

欲を言えば、自分から住まいのために体を動かしたくなる。
住まいの中で遊びたくなる、生きる楽しさと強さを与える。
お庭に花でも植えてみようか。
塀の色でも塗り替えてみるか。
家のまわりをちょっとお散歩してみる?
そんな気持ちにさせてくれる住まいこそ
健康的で快適な住まいといえるのかもしれません。

それでは皆さん! 知恵と工夫で楽しいご計画を!!! \(^o^)/

■■ 編集後記

のび放題になってた髪を切りました。
おかげでスッキリ、サッパリ、気持ちがいいです。

いろいろお話しながらカットしてもらってたんですけど、
髪を切るのも楽しそうな仕事です。
相手の髪質や顔立ちもさまざまですし、性格や好みも違う。
そういった中で希望を聞きながらその人らしさを演出する。

住まいの設計で感じる楽しさと通ずるところがあって面白いなーと
思いました。
あっ、でも面白いと思うだけで、私には人の髪を切る勇気も、
自分の髪を切る勇気もありませんけど。笑

最後までお読みいただきありがとうございます。
次回も元気にお会いしましょう!
それでは、楽しい週末をお過ごしください~~~ (^.^)/~~~

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この記事を書いた人

kobaのアバター koba 一級建築士

北九州の建築士 koba(こば)●一級建築士 ●住宅ローンアドバイザー ●既存住宅状況調査技術者 ●福祉住環境コーディネーター│株式会社ハウステップ役員│福岡県北九州市在住 長崎県佐世保市出身

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