191 『防音ルームの計画』

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2008年8月25日 第191号
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このメールマガジンは住まいの専門家koba が、
サラッと読めて役に立つ?!情報と
元気が出る”ひとこと”をお届けしています。

■■ ごあいさつ ■■

オリンピックも終わり、
夏も終わろうという今日この頃
いかがお過ごしでしょうか。

kobaは、おいしい巨峰(頂き物のぶどう)やスイカで潤ってまーす。
親戚さんってありがたいですね~。笑

それでは今週も元気にいきますよぉー。(^o^)/

■■ 家づくりのホンネとコツ
■■ 『防音ルームの計画』

防音ルームのある住宅を計画することがあったので、そのあたりのお話を。

楽器の騒音対策というと、ピアノ対策というイメージが強いですよね。

ピアノの音量は、激しい曲で90デシベルくらいありまして、
この音を比較的静かな環境(40デシベルくらい)までおさえるとなると、
50デシベル抑える遮音力が必要です。

それほど激しい演奏でないとか、ある程度聞こえてもいいというような環境なら
既製品の防音ルームでの対応することができます。

既製の防音ルームは、遮音性能別(-30dB、-35dB、-40dBといったように)の
商品構成になっているので手軽に求める遮音性能を選べます。
リフォームなどにも対応しやすくて便利です。

実際にピアノ教室で利用されている防音ルームを体験し、遮音性能を測定ましたが、
数値の分きっちり音を抑えてくれてました。

もう少し高い遮音性能を求めるなら、鉄筋コンクリートの部屋をつくることで対
応できます。鉄筋コンクリートの厚さで遮音性能はコントロールできます。
今回の計画ではコンクリート厚を18センチに設定していますので、単純に考える
と-60dBの遮音性能が期待できます。

小窓や出入口もありますので多少ロスはあるかもしれませんが、新築するときじゃ
ないと、なかなか実現できない計画ではありますが。

さらにこだわれば地下に防音ルームを設けるという選択肢があります。
地面の掘削費用、地面から染み出す水への対策などコストがかかる点が問題です
が、地下室付の住宅は、法律上の緩和措置があり(容積緩和)、
地上のみの計画より大きな建物を建てられます。
狭い敷地を有効活用したい場合にも大きなメリットです。

それでは皆さん! 知恵と工夫で楽しいご計画を!!! \(^o^)/

■■ 編集後記

文字化け対策を強化し、新しいシステムで構築する新サイトですが、
10月1日オープンと決めました。
仕事の合間をみての作業なので、ぜんぜん追いついてませんが、
とりあえず締め切りを決めることが大事かと思いまして。(^^ゞ

今回のメルマガの特集、『防音ルーム』についてはもっと研究したい部分があり
ます。新しいサイトは、そういった一つひとつを深く考える場所として育てたい
と思っています。

最後までお付き合いくださいまして、ありがとうございます。
次回も元気にお会いしましょう!
それでは、楽しい一週間をお過ごしください~~~ (^.^)/~~~

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この記事を書いた人

kobaのアバター koba 一級建築士

北九州の建築士 koba(こば)●一級建築士 ●住宅ローンアドバイザー ●既存住宅状況調査技術者 ●福祉住環境コーディネーター│株式会社ハウステップ役員│福岡県北九州市在住 長崎県佐世保市出身

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