157 『照明は均一にしない』

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2007年12月13日 第157号
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このメールマガジンは住まいの専門家koba が、
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元気が出る”ひとこと”をお届けしています。

■■ ごあいさつ ■■

こんにちは、kobaです。

すっかり冬らしい寒さです。
今年は湯たんぽが流行っているそうで、
特設売り場が設けられるほどの人気ぶりだそうです。
お湯を入れたら温かさが優しく持続するところが
エコロジカルでいいですよね。

わが家にもせっかく来てくれたのですが、
私から蹴っ飛ばされて布団の外に。
自分が意外に暑がりだったことに気がつきました。笑
寝相が悪いだけというウワサもありますが。汗

それでは今週も、元気にいってみましょー。(^o^)/

■■ 家づくりのホンネとコツ
■■ 『照明は均一にしない』

日本の住宅は、お部屋の真ん中にバンと大きめの照明器具を1つつける
というのが特徴でしたが、
最近はダウンライトや間接照明を上手に利用して
空間を豊かに演出したいというご希望が増えてきました。

ところが、現在の住まいがそうではないため、
新築後の空間のイメージをつかむのも難しいところがあって、
暗すぎないかと不安になって、明るくしすぎてしまう人も少なくないようです。

あまり明るくしすぎると、すべてが平面的になってしまって
メリハリのない空間になります。
無意味に明るいだけの空間にならないようよく考えて計画することが大切なんじゃ
ないかと思います。

たとえば、通過するだけの部分と何かの作業をする部分とでは
必要な光の量が違うものです。
光の量を調整することでその空間の中で、人がいやすい部分をコントロールでき
そういうところが明確になると気持ちが落ち着くんじゃないかと思います。
空間にメリハリをつけてあげるとグッとグレード感が増します。

たとえば、ダイニングやリビングなどの生活の中心には集中してもうけ、通り道
に一切設けないなんて、いさぎよさがあってもいいかもしれません。

お部屋の四隅にダウンライトをもうけて均一にというのは避けましょう。
ダウンライトがエアコンをライトアップしてるなんていうことにもなりかねませ
んからね。一つひとつの照明器具の配置の意味をちゃんと考えて設置しましょう。

いろんな種類の照明器具があります。調光できる照明器具を選ぶと
お部屋が均一に明るくなるのを避けることができます。

それでは! 知恵と工夫で楽しいご計画を!!! \(^o^)/

■■ 編集後記

今週はインテリアのカナメ照明計画のお話でした。

照明計画は、照明器具用の電気配線を建物の壁や天井に
おさめてしまう必要がありますから
比較的早い段階で打合せさせてもらってます。

明るさをおさえるのも勇気が必要ですが、
必要な部分だけスタンドか何かで調整してあげれば
十分コントロールできます。
いつもお話しするんですが、建物は完成したときがゴールではなくて
そこで暮らしてもらってはじめて命が吹き込まれるんです。
生活に合うように調整しやすいようにつくることが、
最初から足しすぎないことが、
とても大切なことだと思うんです。

今回も最後までお読みいただきありがとうございます。
次回も元気にお会いしましょう!
それでは、また来週~~~(^.^)/~~~

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この記事を書いた人

kobaのアバター koba 一級建築士

北九州の建築士 koba(こば)●一級建築士 ●住宅ローンアドバイザー ●既存住宅状況調査技術者 ●福祉住環境コーディネーター│株式会社ハウステップ役員│福岡県北九州市在住 長崎県佐世保市出身

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