棚の高さを調整できる可動棚と、
調整ができない固定棚があります。
読みたい場所の近くで
階段室には壁がたっぷりあるので、
棚もたっぷりつくれます。
しかも、段々があるカワイイ場所です。
階段は椅子になったり、ハシゴになったり。
実用性をとるか、細部にこだわるか、
棚の役割によって方向性を決めます。
リビング階段ならデザイン性優先です。
写真の棚は、実用性を感じる金属部材を見せないように組んでます。
釘の一本も、、、と言いたいところですが、
建物との連結部分や転倒防止部分はビス留めしてます。うまく隠してますけど。
この棚は固定棚なので、棚の高さやサイズは変えることができますのマス目の繰り返しとしました。
制約があると工夫できて楽しいですよね。雑然と使っても、整理されているかのように見えますから管理がラクです。
制約は世界を広げてくれます。
お皿を一つ、ちょこんと置くだけで物語が始まります。そんな棚です。
長めの廊下は無駄スペースと、とらえがちですが、廊下幅を10数センチ広げるとライブラリになります。
出入口などの位置を工夫して、壁をまとめて、広い表面積を確保します。奥行きの浅い棚は、文庫本やコミックスの収納棚として最適です。
当初は固定棚として設計しましたが、棚板を間引きやすいよう可動棚に変更させてもらいました。
子どもたちの展示スペースとしても活用できますし、いざとなったら棚板をよけて廊下幅を広げることもできますしね。長い人生の中で、何回かは役に立つかも知れません。
階段ホールもミニリビングになります。
棚の中にアンテナ配線も仕込んであるので、ミニシアターとして使える空間になります。棚の中を通り抜けると寝室や書斎があります。
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