暮らしの場所さがし。
家族が気持ちよく生活できるのが条件ですね。

通勤通学は大丈夫か?
日当たり風通しはいいか?
実家との関係はどうか?など

建築士には建物の設計は出来ても、
風景を持ってくることはできません。

住環境に加えて欠かせないのが
費用のチェック。

建築するために必要な工事は発生しないか?
土地の維持管理に費用はかからないか?

土地にコストがかかりすぎて、
思うような住まいができなかった。というのでは意味がありません。

土地をさがすということ

設計者と土地の関係

設計者の立場から見ると、
土地というのは、与えられた条件です。

土地の弱点をおさえこみ、魅力を引き出す。
それが設計者の仕事です。

設計者が土地を選択できるとき

手の出しようもない土地ですが、
ときには口を出せる機会を与えられます。

それは、建て主さんが土地の購入する前だった時です。

いくつかの候補地の中から、
設計条件のよい土地を選択する助言ができます。

設計条件という言葉には、コスト面でも有利なという意味を
含んでいます。

たとえば、いくら見晴らしが良い敷地でも
がけ地で、よう壁(石積み)が傷んでいたら
補修に大きな費用がかかります。

いくら割安な土地でも、結果的に資金計画を圧迫するので
設計する立場からみれば、コストのかかる悪い条件です。

そういったことを助言できる機会を与えられるというのは、
設計者にとって、またとないチャンスなのです。

依頼主から見たメリット

依頼する建て主さんの立場からしても、
第三者である専門家の意見は参考になるでしょう。

設計者はそこに住まうことをイメージして、
その土地を将来にわたって管理し続ける立場にたって助言します。

無駄なコストを事前に察知して、予算にゆとりをつくることが
できる場合もあるでしょう。

設計者と依頼主は、よい住まいをつくりたいという
同じ目標に向かっていますから、
利害が一致する関係なのです。

あせってはいけません

設計者は、設計した住まいに暮らす建て主さんと、
一生お付き合いすることになります。

ですから、設計者は良くない土地とわかっていて
土地購入をお勧めすることはありません。
やめた方がいいと思えば、
「今回は見送りましょう。」と助言します。

相談する建て主さんも、
「早く決めないと悪いから・・・」なんて理由で
あせって決断する必要もありません。

真剣に検討した結果、
「購入しない。」という結論が出ても、決して無駄にはなりません。
一生懸命考えた分、土地を見る力が育っているはずです。
自分に合う土地さがすために、この経験を生かせます。

気になる土地が見つかったら

設計者は、
建て主さんが気になる土地があるのなら
少しでも早く相談してほしい。と願っています。
自分で判断する前に、です。
気になったらすぐ、です。

時間的なゆとりがあれば、
いい物件だ!と思ったときに、ゆっくり調査できます。
調査結果に基づいて、
土地価格の交渉ができる場合もあるでしょう。
建て主さんもゆっくり最終判断を下せます。

土地契約が終わってから。では遅すぎます。
気になる土地が出てきたら、すぐに相談するのがポイントです。