【リノベのキホン】物件診断でジャッジ

北九州の建築士 kobaです。

建て替えか?リノベーションか?でお悩みのご家族からご相談を受けまして、あー、たしかにそうかもしれないなぁって思った話です。

ご実家リノベーションのご相談

ご相談の内容は、空き家になっているご実家をどう活用しようかというご相談。要するに、建て替えか、リノベーションか?自分たちでは判断できないので、一度見てもらいたいという内容です。

物件診断(目視調査)を経て、基本方針もスッキリ決まりました。

片寄らない判断を求めて

雑談の中で、私たちに声をかけてくださった理由を伺えたんですが、それがちょっと興味深い内容で。

ご実家のことを相談した時に、相談を受けた会社が得意な方に誘導されそうで、ご心配だったそうなんです。新築でも、リノベーションでも、その会社にとって都合がいい方に。

そこで、新築を主に手掛けていて、リノベーションにも注力しているところを探そうということになり、私たちにお声がかかったという流れだそうです。

新築も、リノベーションも、私の中では全く同じ比重。予算、間取りへの要望、既存の性能、そういった要素をふまえて新しい住まいづくりに、どちらに適しているか合理的に判断します。(^^)

調査結果は良好でした

ご希望のプランもできそうな感じ。と、スッキリして頂けて良かったです。

ところで、ご実家の調査結果ですが、基礎の状態も良好、木材も元気、丁寧に管理されてきたことが伝わる状況でした。写真をご覧いただきながらご報告させていただきました。

やっぱり愛情をもって管理されている建物は状態がいい。物件は築年数だけでは判断できないなってつくづく思います。

物件診断とホームインスペクションの差

たしかにご実家の状態をみて、自分で判断するのは難しいですよね。こんな風にご利用いただくと短時間でスッキリしてもらえていいですね。

正式なホームインスペクション(住宅診断)だと、いずれにしても取り壊す部分まで調査して報告書にまとめることになり、時間がかかります。

今回のケースのように、リノベーションの可否を判断するだけでしたら、要所要所を目視でチェックして、その場でご報告できます。

フルリノベーションを前提とした計画ならではというところもありますが、このスピード感いいなって思います。

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この記事を書いた人

kobaのアバター koba 一級建築士

北九州の建築士 koba(こば)●一級建築士 ●住宅ローンアドバイザー ●既存住宅状況調査技術者 ●福祉住環境コーディネーター│株式会社ハウステップ役員│福岡県北九州市在住 長崎県佐世保市出身

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