いま、気づいた。
こんなところに実物が。。。
染織の美 1982年秋号 京都書院 という古書を
ぱらぱらと眺めていました。
ふとしたときに、いつもこうやって眺めている本。
天然染料入門というコーナーがあり、
この回は、たまねぎ染色の工程を、
丁寧に解説してあります。
〔たまねぎ染色工程〕
- たまねぎ500gに水10L を加え、60分間煮沸して濾す。
これで約5Lの抽出液が ・・・
とはじまり、煮て、濾して、煮て、濾して、ひたして、混ぜて、
10工程ほどの手間ひまかけて染め上げる。
時間も手間もかかるんですね、たまねぎ染色って。
で、どんな色に染まるんだっけ?
と思ってよく見たら
ついてるじゃないですか!
実物見本。
ビックリです。
染め上げた布を、小さくカットして、
一冊一冊に貼っていったんでしょうねー。
本に挟まれているせいか、
それとも、たまねぎの染色力が強いのか、
色あせてません。よくわかります。
実際に見る。
ふれられる。
カラダが感覚的に理解する。
本という媒体でも、そんな体験を与えることができるんですね。
たまねぎ染色にも挑戦してみたくなったし、
ふれて感じてもらえる何かをつくりたくなった。
ずっと昔にかけられた手間ひまが、今の自分に影響を与えています。
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