家あげ工事

「こばさん、今やってる”家あげ工事”ってどんな工事?」って
ご質問いただいたので、すっごく簡単に説明しますね。

家あげ工事は、地盤沈下によって傾いた住宅を水平に戻す工事です。

建物の下に人がもぐって”鋼管ぐい”を打ちます。
事前調査で、目指す岩盤の深さはわかっているので、
そこに到達するまで打ち込みます。

一般的にはですね、
床を表面的に水平にするだけの改修工事が行われているようですけど、
この計画では、問題点の根本的解決を目指していますので
この工法を採用することになりました。(アンダーピーニング工法)

地盤沈下によって、排水配管にも不具合が出ていましたので同時に対処してます。
家あげ工事と組み合わせたので、配管のやり替えもスムーズにでした。
この配管の不具合が建物にいろんな影響を与えてましたから、
これも根本的解決になってます。

住宅診断でみつかった問題の原因が、
ずいぶん解消できてます。

建物の生かせる部分は生かし、
必要ならメスを入れる。
やっぱり、メリハリ。大事。

家あげ工事、建物内で生活したまま施工できます。
傾いていた床が真っすぐになると、
別の建物のように感じます。
まさに、衝撃です。(^^)

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この記事を書いた人

kobaのアバター koba 一級建築士

北九州の建築士 koba(こば)●一級建築士 ●住宅ローンアドバイザー ●既存住宅状況調査技術者 ●福祉住環境コーディネーター│株式会社ハウステップ役員│福岡県北九州市在住 長崎県佐世保市出身

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