補強技術/ケミカルアンカー

北九州の建築士 kobaです。

ケミカルアンカーを利用した補強工事をしました。特殊な事例なので、そんな方法もあるんだなと軽く聞き流してくださればと思います。

補強が必要な理由

まず、補強する建物の状況なんですが、基礎と土台をつなぐアンカーボルトが切断されていました。

原因は、地盤沈下とそれに対処するための処置を施した際にアンカーボルトが切断されてしまったようです。このままでは大きな地震が来た時に建物がずり落ちてしまう可能性もあるので対処することにしました。

一般的な基礎は・・・

アンカーボルトは通常、基礎が硬化する前に埋め込んでおきます。

それから、固まった基礎に埋め込まれたアンカーボルトと土台を緊結するんですね。基礎と土台を、実際につないでいるのはアンカーボルト。

ケミカルアンカーの役割は・・・

既存建物の場合は、基礎はもう固まっている状態。それにボルトを埋め込むのが問題です。

ケミカルアンカーは、コンクリートと金属を強力に接着します。基礎とアンカーボルトをしっかり接着してくれるんです。

作業の進みかた

作業内容をざっくり説明すると、基礎に穴を掘って、ボルトを接着剤でくっつける。そんなイメージです。

作業の流れです。

  1. 土台から基礎まで穴を開ける
  2. 穴に落ちたホコリを除去
  3. ケミカルアンカーをセットする
  4. ケミカルアンカーを貫くようにボルトを打ち込む
  5. 化学成分が浸透硬化し、ボルトが基礎に固定されるのを待つ
  6. 基礎と土台をナットで締め込み緊結する

特殊な事例ですが、お役に立ちましたら幸いです。

施工の様子を撮影しましたので、ご覧くださいませ。

土台から基礎まで、ドリルで穴をあけます。
ドリルが基礎まで到達しました。
ドリルの長さを確認。土台が2重になっています。地盤沈下対処の痕跡のようです。
これがケミカルアンカー。接着成分が封入されています。穴のホコリも除去。
穴にケミカルアンカーをセットし、ボルトで貫きます。
予定の長さまで到達しました。
この翌日、硬化を確認後ナットで締め込みました。
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この記事を書いた人

kobaのアバター koba 一級建築士

北九州の建築士 koba(こば)●一級建築士 ●住宅ローンアドバイザー ●福祉住環境コーディネーター│株式会社ハウステップ役員│福岡県北九州市在住 長崎県佐世保市出身

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