生後2日目くらいのメダカの赤ちゃん。
体長2ミリほどあるとはいえ、目玉しか見えないし。
ピンと合わないし。(^-^;
cocolon room での、ひとこま。
cocolonは、障がいを持つ家族のいる家庭の
お母さんたちが主要メンバーとなっているNPO法人です。
この日は、とある大手メーカーの開発の方が訪問されました。
ハハたちに、利用者としての意見を聞くのが目的です。
お話を聞く姿勢が素晴らしくて、謙虚で、包容力があり、
みんな安心して日ごろ感じていることを話せたようです。
建築に携わる私にとっても、
ハハたちの意見は勉強になりました。
企業秘密なので詳しいお話はできませんが、
印象深かった言葉がありました。
「技術者は片想い」
「技術者は片想い」は、技術者の空回りを象徴する言葉でした。
たとえば障がい者向けの商品を開発する技術者なのに、
障がい者と会ったことがない人もいたりする。
いいものを作ろうとする気持ちはあって、想像を膨らませるんだけれども、
使えるようでいて使えないものができてしまう。
これは、技術者なら感じる機会は多いんじゃないでしょうか。
画期的な提案ができた!と思ったところが、反応がイマイチだったとか。
思いもよらないところでラッキーパンチが当たったとか。
よかったり悪かったり。
私が設計するときも
時間をかけて会話を積み重ねて、
イメージを膨らませて計画を練るんですけど。
それでも思いもよらない意見が出ることがあります。
出ることがある。。。
いや、まず出ますね。直接ぶつかれば。
直接ぶつかったほうが楽しいし、
化学反応のように生まれる何かが面白いんです。
何かにぶつかり理解した時、わかった!っていう
衝撃と感動に打ち震えます。
これが設計の醍醐味でしょう。
そのとき気づくんですけどね、大抵の場合。
そういう信号が出てたって。心のどこかに引っかかってたって。
ホントはずっと目に映っていたんですよね。
気づいてないだけで。
このメダカの赤ちゃんみたいに。
よく見たら、メダカ3匹写ってました。
メダカの兄弟。(^-^)
わかる人だけ、わかればええ。(^-^;
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