北九州の建築士 kobaです。
リノベーション における 解体工事。一般的な解体とはちょっと違う部分があります。木造戸建てリノベーションをイメージしてお話ししていますのでご了承くださいませ。
リノベーションの解体工事は2度おこなう?
本格的な解体工事よりもっと前の段階で、ピンポイントの解体を行うことがあります。既存の状態を確認するための調査解体です。
調査の作業目的は2つあります。一つは不具合付近の躯体内部の調査、もう一つは間取り変更に伴う安全性の確認です。
たとえば、雨漏りの影響で木材が腐食していないか調べたり、間取り変更のための柱の撤去が可能かを確認したりするわけです。
調査の結果、新たな費用が発生しないことがわかれば安心です。
調査によって、新たな費用発生を掴むことができた場合。資金計画の安全性を高めることにつながり、逆に不安を払しょくする効果も出てきます
リノベーションの解体工事は大工さん
リノベーション工事の解体工事は、つくる大工さんに依頼します。
解体専門業者と大工さん、解体工事だけのスピードで比較すると、専門業者さんのほうが早いです。
それでも、大工さんによる解体工事はメリットが大きいです。
こんなメリットがあります。
- 残す部分を傷めないように、つくる技術で撤去してくれる。
- 次の工程を考えて作業するので、手戻りや無駄を減らせる。
- 想定外の組み方、予想以上の傷み、さまざまな場面に臨機応変に対処できる。
- 結果的に、リノベーション工事全体のスピードが上がる。
このように、大工さんによる解体工事は、質の高い工事を、早く、無駄なコストかけずできるという点で有利です。
まとめ
リノベーションの解体工事には、このように既存の状態を見極めるための作業や、良い部分を傷めない丁寧な施工が求められるんですよね。
最初にお話しした調査解体も、大工さんと相談しながら進めると効率よく対処できます。
解体工事に限らず、丁寧な仕事を積み重ねたほうが質の高い仕事ができます。結果としてスピードアップにつながることが多いと実感してます。
気持ちよくできた仕事って、住む人にもじわっと伝わると思うんです。そういうことを大切にしたいです。
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