キャットステップといいまして、ネコちゃん用の組替え自由な階段をつくったのですが、
さらに変化が加わることになりました。
ステップの板に、穴をあけて欲しいというオーナーさんからのリクエストです。
板の途中から下の板に降りられるようになるわけで、
単なる上下移動にバリエーションが増えて、
面白いことになりそうです。
まずは、基本になる正確な穴あけ。
私の手には負えない、とっても難しい加工なので
建具職人さんに協力していただきました。
とても正確に希望寸法の穴。
さて、ここからは私の手による加工です。(^^)
ネコちゃんのくぐり穴ですので、
このエッジにやさしい丸みをつけます。
使うのは、トリマーという電動工具。
先端につける、ビットの形状によって、
いろんな形に面取りすることができる工具です。
今回は、やさしい丸みにしたいので、
2分(にぶ)という丸みをつけられるビット。
スイッチを入れると、キュイィィーーーーンという音とともに高速回転をはじめます。
慎重にトリマーを円をなぞるように、
「時計回り」に削ってゆきます。
この「時計回り」が今回のトリマー作業のキモでして。
逆向きに削ると、反発が強くて危険なのです。
トリマーは、先端のビットの回転に逆らわないように削るのが基本。
トリマーの回転はとても強くて、逆向きに削ると反発が強すぎて危ないのです。
今回のように円の内側を削る場合は、時計回り。
この動きは珍しいほうです。
板の周囲を面取りは、反時計回り。
フチドリ加工のほうが、くりぬいた穴の処理よりは圧倒的に多いですよね。
なので普段は、ほぼ反時計回りの動きです。
今回みたいなケースは注意が必要ですね。
とか、言ってる間に加工完了。
最後に、サンドペーパーで木の繊維を整えてなめらかにして、
完成しました!!
穴あきステップの配置って面白そう!
オーナーさんとネコちゃんたちとの掛け合いで、
どんなふうにステップの配置が変化するのか、
興味シンシン&ワクワクです。
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