リノベーションは給排水管のクリアがキモ

本格的なリノベーション工事がはじまりました。

広く開放的な間取りに更新するために
ほぼがらんどうの状態まで解体しました。

解体するときに真っ先に確認したいのが配管です。
なんといっても配管が気になる。

この計画では、
お風呂が元のサイズより、ちょっと大きくなります。
でもって、キッチンが対面式になるので少し移動します。

「ちょっと」と「少し」だから
大丈夫なんじゃないの。と思われるかもしれませんが、
いやいや、そんなに甘くないんですよ。
給排水管って、建物の血管に例えられるくらい重要なんです。

給水管と排水管、生活には同じくらい大切なんですが、
施工が難しいのは?と聞かれれば、迷いなく排水ですと答えます。

給水は、水圧で昇っていけるので少々大丈夫なんですが、
排水は、重力にしたがって降りていくだけ。
単純なだけにキチンと軌道を確保してあげないと詰まりやすくなって、
住む人はずっとトラブルに悩まされることになります。

排水の出口の高さから逆算して配管の計画をします。
もし勾配を取り切れないようなら、
床の高さをあげたり段をつけたりってことになります。

そんなの不便ですからね。
できることならルンバ君がお掃除しやすい
高さ設定にしたいですよね。

給排水管って見えないから軽視されがちなんですが、
快適な暮らしのためには、この一見地味な作業が欠かせないのです。

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この記事を書いた人

kobaのアバター koba 一級建築士

北九州の建築士 koba(こば)●一級建築士 ●住宅ローンアドバイザー ●既存住宅状況調査技術者 ●福祉住環境コーディネーター│株式会社ハウステップ役員│福岡県北九州市在住 長崎県佐世保市出身

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