現場の屋根で想ったこと

屋根が仕上がったので、足場に上ってきました。

薄いグレーのぽこぽこした雲が山なみへと続いていて、空を飛べたら、山頂まですぐだなぁなんて考えてしまう。非日常感がいいですね。

この感じ、海をぼーっと眺めるのに似てます。
いろんな気持ちを整理できそう。

屋根の素材はガルバリウム鋼板。

防水性能が高いので屋根の勾配を緩やかにできます。
普通に立って歩けるくらいの緩やかさ。

寝っ転がれなくもないけれど、
うっかり熟睡してしまったら大変なことになるので
やめておきましょうね。

私が山を眺めてる間も、屋根の下では、いろんな人たちが、それぞれの立場で現場を進行してくれてます。

大工さん、水道業者さん、電気業者さん、現場監督、緻密な計算をしたり、打ち合わせしたり。

建築士の私は、設計の意図を伝えます。

いつもと違う部分は、そうなった理由だけでなく、そのいきさつも話します。

深く知るほど間違いを防げますし、さらに良いアイデアが生まれることもあります。建て主さんの考え方を理解しやすくなったりして、じわっと良い影響が広がります。

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この記事を書いた人

kobaのアバター koba 一級建築士

北九州の建築士 koba(こば)●一級建築士 ●住宅ローンアドバイザー ●既存住宅状況調査技術者 ●福祉住環境コーディネーター│株式会社ハウステップ役員│福岡県北九州市在住 長崎県佐世保市出身

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