003 ローン減税かんたん解説

こんにちは、ここち通信のkobaです。

さる年もあと2日。
おサルさん、ゴール直前でコケないよう、見守ってくださいね。

『ここち通信』は、自分らしい住まいを考える人のための情報誌です。
住宅専門の建築士が、自らの経験をもとに、家づくりのコツをお届けします。

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☆特集
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□□□□     『 ローン減税かんたん解説 』
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■住宅ローン減税って?

たいていの人は、家を新築するのに住宅ローンを組みますよね。

住宅資金を借りた人は税金を減らしてあげるので、どんどん住宅を建てましょ
う。というのが住宅ローン減税の発想です。景気対策として作られた制度で、平成
20年をもって廃止となります。

制度内容を簡単にいうと、住宅ローン残高に応じて税金を控除してくれるものです。

■なぜ、急ぐ人がいるのでしょう。

平成20年まで、ずいぶんあるのに、「住宅ローン減税、住宅ローン減税!」と、どう
してあんなに皆さん入居を急がれているのでしょうか、それには理由がありま
す。

実は、住宅ローン減税は平成20年に向かって、段階的に減税規模が縮小されるの
です。どうせ建てるなら、少しでも減税額が多いうちに建てたいのが、皆さん
のホンネ。数年先の予定なら、計画を前倒しする方もいらっしゃるようです。

■段階的な縮小はこのようになります。(要点のみ抜粋)

入居時期  控除期間  控除率 控除期間 控除率 最大減税額
2004年入居 1〜10年目 1.0%            500万円

2005年入居 1〜8年目 1.0%  9〜10年目 0.5%  360万円

2006年入居 1〜7年目 1.0%  8〜10年目 0.5%  255万円

2007年入居 1〜6年目 1.0%  7〜10年目 0.5%  200万円

2008年入居 1〜6年目 1.0%  7〜10年目 0.5%  160万円

たとえば、今年(2004年)入居された方の場合は
10年間、年末時点の住宅ローン残高の1%を減税してもらえます。

来年(2005年)入居なら、
8年間、年末時点の住宅ローン残高の1%を減税。その後 9〜10年目は半分の0.5%
減税です。(おおざっぱに言うなら控除期間が9年になったの同じですね。)

入居年が遅くなると、減税率が減ったり、減税の最高額をおさえられるのが痛
いところです。
住宅ローン減税、手続きは意外に簡単。一度、確定申告をするだけです。
そうすると、10年分の控除申請書をもらうことができます。

翌年以降は、その年分の控除証明をちぎって、年末調整の時期に保険料控除な
どの書類といっしょに、勤務先に提出すればOK。あとは、戻った税金の使い
方を考えるだけですね!

減税率が1%と聞くと少ないようですが、3000万円の1%は30万円、
税金が30万円も戻ったらうれしいですよね。

いよいよ、2005年が始まろうとしています。2005年に入居できれば、
最大360万円の減税を受けることができます。
土地探しからスタートという方でも、今から計画すれば、2005年入居は可能。

「こんどのお正月は、あたらしい住まいで。」というのも夢じゃありませんよ。

財務省ホームページ、住宅ローン減税資料。
住宅ローン減税の条件や内容を確認できます。

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■編集後記
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こんにちは、「ここち通信」のkobaです。

ホームページ成長中です。たまに、のぞくと・・・エラー(泣)なんてことも
ありますが、めげずに奮闘中なので、お許しを。お正月飾りも準備中です。

皆さんにとって、2004年はどんな年でしたか?

私の2004年は、人の輪が広がった年でした。素晴らしい方々と出会い、ホーム
ページのリニューアル、「ここち通信」の創刊といったスタートの年でもあり
ました。

2005年は、成長の年にできればいいなと思っています。

来年も、「ここち通信」(当メルマガ)や「ここち工房」(ホームページ)を
とおして、皆さんに役立つ情報をお届けできるよう、”お気楽”にがんばりま
す。

それでは皆様、よいお年を!

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この記事を書いた人

kobaのアバター koba 一級建築士

北九州の建築士 koba(こば)●一級建築士 ●住宅ローンアドバイザー ●既存住宅状況調査技術者 ●福祉住環境コーディネーター│株式会社ハウステップ役員│福岡県北九州市在住 長崎県佐世保市出身

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