259『自宅で介護すること』

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○■ 建築士kobaの   ■○
■○「自分の住まい教室」○■
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第259号
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■ 建築士kobaの「自分の住まい教室」

このメールマガジンでは、
いま、住まいを求める人に知ってもらいたい
心地よい空間づくり、住宅ローンとお金の話、
土地の見かたのポイントをお話しします。

自分らしい暮らしを実現しようとする人を応援し、
読んでいるうち住まいの方向性が見えてくる。
建築士kobaの「自分の住まい教室」

家づくりの特効薬ではありません。
でも、発想を引き出すのに、
よく効きます。

■■ ごあいさつ ■■

今日はポカポカ陽気です。
気分がいいのでメールマガジンも
ちょいと衣替えです。

新タイトルは、「自分の住まい教室」

教室の先生は、私の建築の先輩、
私と一緒に住まいをつくってくださった建て主さん。

先生たちから学んだ私が、先生にかわって
わかりやすい言葉でお届けします。

それでは、今週も元気にいってみましょうーーー!(^^)

■■ 家づくりのホンネとコツ
■■ 『自宅で介護すること』

「背の高い人には、背の高いドアが必要なように
住まいをつくります。」

私は、障がい者の住まいを設計することについて
質問されると、こう答えます。
シンプルに考えると障がいも、
住む人の特性のひとつですから。

必要なところに手すりをつけるのと
音楽を楽しむため防音ドアをつけるのと
暮らしやすく工夫するという意味では
違いはないんです。

もちろん命にかかわる
大切なこともありますから、
状態によっては、医療の専門家や
介護者の意見を取り入れて考えます。

だけど、住まいで介護する意味を考えたとき
”住まいである”ということが大事だと
思うんです。

あたたかい日差しが気持ち良かったり
抜ける風がさわやかだったり
目にうつる緑が安らぎを与えたり
手ざわりが心地よかったり

家族が暮らしを楽しめること。
住まいは暮らしの道具です。

用が足りるのなら、無機質なものより
あったかみのある素材の方がいい。

握りやすい直径で製作された既製品よりも
手ざわりのいい思い出の流木を
手すりにできたら
毎日が楽しいと思うんです。

つくるのは”住まい”なのですから。

■■ あとがき

センスと技術がある人なら、
自分の住まいは、自分で建てるのが
一番いいと思うんです。

自分で考えた住まいは違います。
誰かと一緒につくるにしても
気持ちが込められているかどうかで
その後の成長が違います。

このメールマガジンが
自分の住まいについて考えるための
ささやかな刺激になれば
うれしいと思います。

それでは皆さま、ごきげんよおぉーー (^.^)/~~~

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この記事を書いた人

kobaのアバター koba 一級建築士

北九州の建築士 koba(こば)●一級建築士 ●住宅ローンアドバイザー ●既存住宅状況調査技術者 ●福祉住環境コーディネーター│株式会社ハウステップ役員│福岡県北九州市在住 長崎県佐世保市出身

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