260『木割(きわり)』

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○■ 建築士kobaの       ■○
■○「自分の住まい教室」第260号 ○■
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■ まえがき

このメールマガジンでは、
いま、住まいを求める人に知ってもらいたい
心地よい空間づくり、住宅ローンとお金の話、
土地の見かたのポイントをお話しします。

自分らしい暮らしを実現しようとする人を応援し、
読んでいるうち住まいの方向性が見えてくる。

建築士kobaの「自分の住まい教室」
住まいのイメージを引き出すのに、
よく効きます。

■■ ごあいさつ ■■

ひな祭りですね。

わが家でも例年どおり
お雛様が暮らしの彩りにくわわり
季節を伝えてくれています。

検索サイトグーグルのタイトルも
ひな祭りバージョンになってました。

あのイラスト、Doodleというんですかね?

以前は文字をアレンジしてる感じだったのが、
イラストに文字が隠れたようになり、
その表現をみるのも毎回楽しみです。

こういう隠れた遊びって、
大好きです。

それでは今週も住まいづくりのお話、
はじまりまーす。(^O^)/

■■ 家づくりのホンネとコツ
■■ 『木割(きわり)』

大工さんと話していたら
「木割(きわり)」の話に。
もう何年ぶりでしょう、木割の話。

木割とは、和室の各部材の大きさ(比率)を
決めるルールのことです。
鴨居の大きさに対して、柱のサイズはどうとか
デリケートな和室のバランスを決めるガイドライン。

和室をつくることも減り
建築の専門家でも知らない人がいるかも
しれないくらい使わなくなってしまいました。

木割は、先人が見つけた美しいバランスを
伝えるためのもの。
ルールに従えば、誰でも一定のレベルに到達できる。
その発想、非常に現代的ですよね。

木割が伝える数字は比率です。
建築の美しさはバランス。
バランスが仕上がりの良さを決めます。

バランスといえば、
天井の高さなんていうのも
部屋の広さとのバランスが大事です。

狭い空間と広大な空間では
天井の高さを変えないと
バランスがとれません。

体育館みたいに広いところを
住宅のように2.45メートルほどの
天井の高さにしたら
押しつぶされそうなくらいの圧迫感。

広々としたリビングにするなら、
天井を少し高めにしたほうが
バランスがとれます。

小ぢんまりした
空間にしたいなら
天井を低めにすると
うまくいきます。

■■ あとがき

最後までお読みくださってありがとうございます。

いかがでしたか、木割の話。
・・・といいつつ天井高さの話題に。笑

ちなみに、
一般的なハウスメーカーの場合
天井の高さは2.45メートル
くらいが普通です。

私の場合は、2.3 ~ 2.5メートルくらいに
設定しています。
それでは皆さま、ごきげんよおぉーー (^.^)/~~~

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この記事を書いた人

kobaのアバター koba 一級建築士

北九州の建築士 koba(こば)●一級建築士 ●住宅ローンアドバイザー ●既存住宅状況調査技術者 ●福祉住環境コーディネーター│株式会社ハウステップ役員│福岡県北九州市在住 長崎県佐世保市出身

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