━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ 2007/01/18 発行 ◆━
楽しく読めて役に立つ
週刊サラッとマガジン
●○○●○ 住まいの仕立て屋さん vol.110 ○●○○●
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お元気ですかー!
あっという間の1週間でございました。
知らず知らずのあいだに1月も半ばを過ぎたのですね、
今年もあと11ヶ月とちょっとになりました。
最後まで楽しく元気に走りましょう!
・・・って気が早い?(笑)
それでは今日も元気にいってみましょう! \(^o^)/
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☆特集 建築士のホンネ
□□□□ ─ 家づくりのコツ ─
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□□□□ 『チイキの価格』
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筆者のkobaは福岡県在住ですが、福岡に来る前は
東京や大阪で家づくりのお手伝いをさせてもらってました。
やっぱり東京や大阪にくらべると福岡県は大工さんや職人さんの手間賃は
安い感じがしますね。もちろん建物全体の価格も安い。
日本はせまいといいますけど、やっぱり地域の差ってありますよね。
そこで、地域によって建設費用がどの程度違うのだろうと思って、
ちょっと計算してみました。
計算のもとデータは住宅金融公庫の「平成15年度個人住宅規模規格等調査」
という資料です。
住宅金融公庫を利用して建てた個人住宅の面積あたりの単価が
地域別、構造・工法別にわかる資料です。
では、木造軸組工法を例にとり見てみます。
全国平均を100%として
北海道 93%
富山 100%
東京 124%
大阪 116%
福岡 93%
です。
ちょうど全国平均と同じなのは富山県でした。
富山県の価格を俗に言う”坪単価”に換算すると55.20万円
この価格、高く感じますか?
ですが、公庫の基準に基づく計算方法で統一されているので明快です。
公的に”坪単価”の正式な計算方法が定められていない現状から考えると
坪単価を安く見せるために独特の計算方法を採用している
”自社基準”の坪単価よりはあてになる数字かと。。。
最初にお話したように、職人さんの賃金の地域差があります。
建設資材や土地にも価格差があるんです。
私も東京から福岡に来たときには、それこそ別の国に来たようなショックを
受けました。(笑)
今日のpoint
●地域によって職人さんの手間賃が違うので建設費にも地域差が出てくる。
●坪単価の計算方法は会社独自のものであることが多く、比較しづらい。
●住宅金融公庫基準のデータをもとに計算すると比較しやすい。
それでは皆さん、知恵と工夫で楽しいご計画を!!! \(^o^)/
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■編集後記
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今回は坪単価のお話でした。
来週も坪単価の話をさせていただこうと思っています。
同じデータをもとに計算するのですが、構造・工法別にどのくらい
価格差があるのかを検証してみようと思っています。
お楽しみに!
よりよい情報をお届けするため、ご意見をいただけるとうれしいです。
日ごろ疑問に思うこと、お気軽にお寄せください。
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