━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆ 2007/06/07 発行 ◆━
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週刊サラッとマガジン
●○○●○ 住まいの仕立て屋さん vol.130 ○●○○●
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■本日のメニュー
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▼ホームページのご案内
▼建物見学のススメ
▼編集後記
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●はじめての方へ
ようこそいらっしゃいました!
この「住まいの仕立て屋さん」は、住まいの専門家
koba が、サラッと読めて役に立つ?!・・・かもし
れない情報に元気が出る”ひとこと”をそえてお届
けしています。末永ーいお付き合い、よろしくお願
い申し上げます。=^_^=
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ついに6月がやってきました。
6月って祝日がないからつまんないですよね。
・・・とか言って、祝日がなくても影響のないkobaです。(汗)
最近はちょっと忙しいですけど、
もうちょっとすると落ち着きそう・・・かな?(笑)
それでは今週も、お家づくりのお話はじまり、はじまり~(^o^)/
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☆特集 建築士のホンネ
□□□□ ─ 家づくりのコツ ─
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□□□□ 『木造住宅と外断熱』
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今週もメールでいただいたご質問からです。助かります♪
なぜか”外断熱(そとだんねつ)”がらみの質問が続いてるので
私なりの意見をお話してみたいと思います。
ご存じない方のために、外断熱工法とはどういうものかをご説明すると。
壁の中にグラスウールなどの断熱材を入れる工法を
充填(じゅうてん)断熱工法といいます。木造住宅においてはもっとも普及
している工法です。壁内に断熱材を入れることから、外断熱に対して内断熱
と呼ばれることがあります。
外断熱工法というと、鉄筋コンクリート造やブロック造などの建物に用いら
れる断熱工法で、建物をすっぽり断熱材で覆ってしまう工法をいいます。
コンクリートには熱を蓄える力があるため、せっかく温めた室温を保つ効果
が得られるのがこの外断熱工法のメリットです。ただし、コストがかかるう
え換気面にも注意が必要などデメリットもあります。
もう一つ、外張り断熱工法というのがあります。
これは、木造住宅の骨組みの外側に断熱材を張る工法ですが、壁の中に断熱
材を入れずにすむので壁内に配線がしやすいというメリットがありますが、
柔らかい断熱材の外側に外壁材を張らなければならず、外壁材の選択の余地
が狭まったり、地域によっては次世代省エネ基準の断熱材の厚さを確保しづ
らかったりというデメリットもあります。
鉄筋コンクリートの外断熱工法はメリットがありますが、コンクリートのよ
うに熱を蓄えることのできない木造住宅に断熱材を外張りしても、コストに
見合うメリットがあるのか疑問です。
ということで、
私の意見としては、
1.木造+内断熱=○
2.鉄筋コンクリート造+外断熱=○
3.木造+外張り断熱=△(かなり甘く見て)
です。
コストが同じなら3も○にしてもいいんですが、今は売り出し中の時期なの
で価格を下げるのは難しいでしょうね。もっと普及することがあればコスト
も下がるかもしれませんが。。。
そもそも外断熱が生まれたヨーロッパの住宅は石でできてますからね、
外断熱は石の蓄熱効果を十分に利用できるよう工夫され育ってきたものです。
木造に無理に当てはめても本来の効果が発揮できなくてもしょうがないと思
います。石と木では素材の性質があまりにも違いすぎます。
今日のpoint
●外断熱や外張り断熱は内断熱にくらべると
コストがかかる。それに見合うメリットが
あると思えるかどうか。
●外張り断熱(木造)では、本来一番のメリット
であるはずの蓄熱効果が期待できないので、
やっぱり説得力に欠ける気がする。
●「うちは外張り断熱だから」で、新築後
満足感やしあわせを感じられるのなら、
それはそれでいいと思う。
それでは皆さん、知恵と工夫で楽しいご計画を!!! \(^o^)/
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■建物見学のススメ
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●建設中の建物をご見学いただけます。
●完成してお住まいのお家をご案内させていただくことも可能です。
ご見学いただいた方からは、
「本当にお住まいのお家だからとっても参考になりました!」
「住んでいる方のお話を聞けたので安心しました!」と好評です。
(実際に生活をなさっているお住まいをご厚意により訪問させていただいて
います。早めにご連絡ください。)
▽お申込み方法
koba@eplan2u.com まで、
お名前 :
ご連絡先(電話番号):
見学希望人数 :
見学希望日時 :(←何日か候補日をいただけると助かります。)
を明記の上、件名を「建物見学希望」として送信してください。
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■編集後記
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外断熱のお話でした。
私は、「外張り断熱が好きなの!」という人を無理に説得する
必要はないと思ってます。木造の場合、断熱材が外でも内でも
大きな違いはないし、キチンとした施工ができれば、
どちらも十分能力を発揮できると思いますので。
コストの差は気持ちがカバーしてくれますし。
でも、せっかくこうやってメールマガジンをご覧いただいている方には
自分の気持ちを伝えておきたいなと思ってます。
やっぱり自分が大切に思っている人には、納得して決断してもらいたい
じゃないですか。そういう気持ちです。
よりよい情報をお届けするため、ご意見をいただけるとうれしいです。
日ごろ疑問に思うこと、お気軽にお寄せください。
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